2022年10月28日(金) 技術交流会開催のお知らせ(東北大学 多元物質科学研究所 ・オンライン開催)
第6回技術交流会開催のお知らせ
●開催概要
顕微イメージングソリューションプラットフォームでは、各先端分析技術の融合による新たなイノベーション創出を推進する人材の育成を図るために各参画機関が持ち回りで「技術交流会」を開催しています。先端的分析技術に興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。
●日時・場所
2022年10月28日(金) 15:00~15:45
Zoomミーティング (参加をお申し込みいただいた方に、Zoom招待メールを送ります)
●内容
東北大学多元物質科学研究所 計測研究部門 電子線干渉計測研究分野では、電子線ホログラフィー、ローレンツ顕微鏡法といった透過電子顕微鏡法を活用して、先端材料内外の電磁場を高精度で計測する研究を行っています。
本会では、 当グループで開発した、「 ローレンツ顕微鏡法による動的な磁区構造変化のその場観察手法」 をご紹介します。
(開会 15時00分)
・「ローレンツ顕微鏡法による動的な磁区構造変化のその場観察」
赤瀬善太郎 講師(東北大学多元物質科学研究所 計測研究部門・電子線干渉計測研究分野)
概要:軟磁性材料は添加元素や熱処理などを通して微細組織や磁気特性が調整され、エネルギーロスの低減といった性能の改善が図られているが、電子顕微鏡のスケールにおいて磁壁が粒界や介在物からどのような作用を受けながら移動するのかという点は、動的な磁場下での観察例が少ないため、基礎的な研究を必要としている。外部磁場の変化に伴う磁区構造変化を調べる手段としては、静的な外部磁場をわずかずつ変化させながら観察するという手段も考えられるが、静止画から得られる情報では、磁壁がピニングセンタから外れて瞬時に移動する様子といった、まさにエネルギーロスが生じる瞬間を捉えることは難しく、議論を深めるには連続的な動的磁場下におけるその場観察手段が望ましい。そこで当研究グループでは、透過電子顕微鏡内で試料に動的磁場を印加して磁壁を駆動させ、その移動の様子をローレンツ顕微鏡法(フレネル法)でその場観察する手法を開発し、現在、軟磁性材料の磁区構造観察に応用している。本講演では、装置構成、観察手法、および、観察例を紹介する。
・質疑応答と自由討論
(閉会 15時45分)
●参加費
無料
●参加申込み方法
2022年10月26日(水)17時までに、下記のいずれかよりお申し込み下さい。
・Google Formより申し込む
・メールで申し込む
「ご所属」「ご氏名」「ご連絡先(メールアドレス)」を、iil@cris.hokudai.ac.jp までお送り下さい。
2022年10月25日夕方27日夕方までにZoom招待リンクをメールでお知らせします。万一メールが来ない場合は iil@cris.hokudai.ac.jp までご連絡下さい。